お久しぶりです。やましーです。憶えていますか?
ええ...元気です。生きています。
長い間ブログの更新をしていませんでした。
まぁそんな話はどうでも良いとして
前々から気になっていた映画『ステップ』
確か公開は2020年4月の予定だったと思います。
コロナウイルスの影響で約3ヶ月ほど延期し7月の公開になりました。
ネットでこの映画の存在を知ってから必ず劇場で見たいと思っていて
本日やっと鑑賞する事ができました。
映画を見て思ったことを書いていこうかと思います。
[toc]あらすじ
健一はカレンダーに“再出発”と書き込んだ。始まったのは、2歳半になる娘・美紀の子育てと仕事の両立の生活だ。
結婚3年目、30歳という若さで妻を亡くした健一はトップセールスマンのプライドも捨て、時短勤務が許される部署へ異動。何もかも予定外の、うまくいかないことだらけの毎日に揉まれていた。そんな姿を見て、義理の父母が娘を引き取ろうかと提案してくれたが、男手一つで育てることを決める。妻と夢見た幸せな家庭を、きっと天国から見ていてくれる彼女と一緒に作っていきたいと心に誓い、前に進み始めるのだ。
保育園から小学校卒業までの10年間―――。子供の成長に、妻と死別してからの時間を噛みしめる健一。そんな時、誰よりも健一と美紀を見守り続けてくれていた義父が倒れたと連絡を受ける。誰もが「こんなはずじゃなかったのに」と思って生きてきた。いろんな経験をして、いろんな人に出会って、少しずつ一歩一歩前へと踏み出してきた。健一は成長を振り返りながら、美紀とともに義父の元に向かう。
そこには、妻が残してくれた「大切な絆」があった―――。
山田孝之が演じる主人公『健一』は娘の『美紀』が1歳半の時に妻と死別しシングルファザーになります。
その一年後娘の美紀の保育園の初登園の朝から物語は始まります。
開始10分で泣く
さらっとスタートしていますがこの死別してからの一年は物語に描かれていませんが
描かれていないこの一年はとても壮絶だろうと思います。
.....理由は自分がそうだったから
自分の場合は死別ではないですがとにかく最初が大変だったと鮮明に記憶に残っています
このブログにも事細かに書いてるせいで忘れようにも忘れられません。
自分の離婚。人生最悪な1ヶ月の始まり 〜前編〜
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今後の仕事の事、娘の預け先、とにかくもうやる事がいっぱいで
そんな経験を持って映画の次のシーン
娘、美紀の初登園の様子を見て
自分早速泣き始めます。多分開始10分も経っていないでしょう
だってもう感情移入がすごい事になっていますから
絶対涙が止まらなくなるだろうなと予想して自宅から持ってきていたタオルがいきなり大活躍です。
初登園。泣かずに保育園の先生に抱っこされ父、健一を送り出す娘、美紀
心の中で『困らせないようにしてくれてるのか?』と思う父
自分も娘のうーたが丁度1歳の時初めて保育園に登園させた時
うーたは初めての環境でも笑顔で見送ってくれて
園を出てから職場までの道で泣きそうになったのを思い出しました。
映画という作られた物語だと頭でわかっていますが
今までの自分の生活を俯瞰して見ているような感覚になりました。
パパの抱っこは忙しい
そしてもしかしたら娘もそう思ってるのかもしれないと思うようなシーンも
保育園のクリスマス会(発表会)の日が近づくにつれて保育園でイヤイヤを発動する美紀
保育士からも何か心当たりはありますかと聞かれ悩む健一
いくら頑張っても父親には限界があるのか....という思考にも陥ったり
職場でもお迎えの時間のため急に振られた仕事にも対応できず悔しい気持ちと申し訳ない気持ちでいっぱいに
そんな中キリの良いところまで仕事をしていていつもより園のお迎えが遅くなった時に保育さんに健一は言われます
『すみませんイヤイヤが起きる原因私でした』
どうして?と困惑する健一
保育士さん曰くクリスマス会の準備に追われて美紀ちゃんをしっかり抱っこしてあげられてなかったと
抱っこなら自分だってしていると保育士に伝える健一
他の子は保育園はお友達と遊ぶ場だけれども
美紀ちゃんにとっては母親の存在の代わりになる場所でもあるのだと
実際こんな事を言われたらシングルファザーとしては結構悲しい気持ちになってしまいますが
このシーンを見ていてもしかしたら娘もそんなふうに感じてる事もあるのかな?なんて胸が苦しくなりました。
父親、母親に限った事ではないと思いますが
家事に仕事に追われている親は
子供のスピードに合わせている時間がない
なので劇中でも『パパの抱っこは忙しいから』
そんな表現を用いていて
あぁ...と自分も思う事がありました。
物語はその後小学生へと進んでいきます。
そこで健一が言った「子育ての第一段階が終わった」というニュアンスの言葉
自分は今現在娘は4歳で年中クラス
きっと保育園というステージが終わったら全く同じ気持ちになるんだろうなと思いました。
子供の行動範囲も考え方も
長時間預かってくれる保育園とは違う生活リズムなどまるで違う世界になるんだろうななんて感じています。
母の日
小学校に進んで訪れるエピソード
劇中では父子家庭なのは健一親子のみという設定で
健一は担任の先生から相談を持ちかけられます。
『母の日にお母さんの絵を書くのだけれどどうしたものか
写真を見て描きますか?』
と
作り話なので実際こんなデリカシーのない対応はないんだろうなと思いますが
もしこんな状況になったら自分はどうするんだろうと思いました。
うーたは11ヶ月の時から母親には一度もあった事がなく
顔も覚えてはいないだろうし
写真も全て消去してしまいました。
できれば職業柄女性と接する機会が多いので
ママはいないけどママみたいなパパがいるからと
笑い話に変えてくれるような子になってくれたら良いななんて.......
ものすごく勝手な理想を思い描いてしまいました。
あまり細く映画の描写を文章にするのはこれから鑑賞予定の方に良くないかなと思うのでここから先の展開は伏せますが
色々考えさせられる作品でした。
思う事
劇中では小学校卒業までの10年間が描かれていて
現在自分はシングルファザー4年目で同じような経験した事は物語の冒頭部分でしかありません。
まだまだ先が続いていくんだなと
でも長い時間だった....いや、短い出来事だったと主人公の健一と同じ事を近い将来思うんだろうなと思います。
この作品を演じる俳優さん方は仕事としてやりがいのある役割で楽しく、葛藤しながら演じられている事と思います。
自分はフィクションではなくリアルな人生で
娘うーたのたった一人だけの親という役割を担っています。
俳優さんではないけれどこの役割を与えられた以上
演じている俳優さん同様悩みながら葛藤しながら楽しんでいきたいなと思わされました。
とは言っても劇中の登場人物のように四六時中娘に対して全力、誠実な親でいるのも難しいです
映画は119分で10年ですが
自分は87600時間あるので悩み、葛藤し、疲れたら無理せずサボり、すぐには大きくならない娘の成長をこの目でしっかりと見守っていきたいなと思います。
映画を見た後の保育園のお迎え時の天真爛漫な娘を見て少し泣きそうになりました。
同じような境遇にある方は脱水症状になるかと思うくらい目から水分が奪われる作品ですが
今奮闘しておられるシングルの方に是非機会があったら見て欲しいなと思います。
自分記憶力がそんなによろしくない方なので忘れないうちに構成もあまり考えずバーっと思った事を文章にしたので乱文申し訳ございません。
近頃はこの生活自体が特に変哲もなくブログに文章にする程でもないと更新していませんでしたが
また何か心に留まる事があったら書いていこうと思います。
それではこのへんで
しーゆー。