自分は美容師としてお客様と色々なお話しさせていただくのですが
先日ご家族でスノーボードへ行くという
幸せ極まりないお話しを聞かせていただきました。
などと思い。
ふと
自分はスノーボードに行くと
何かしら事件を起こす体質
だと言う事を思い出しました。
今回はそんなやましーのお恥ずかしい昔話をお送りいたします。
[toc]
自分とスノボ
自分は東北産まれ秋田育ち
悪そうな奴は大体友達
悪そうな奴と大体同じ 裏の道歩き見てきたこの街
渋谷 六本木 そう思春期も早々に これにぞっこんに.......
雪と共に小学校5年生まで生きてきた。
大体話の流れで
と
言うと
『じゃスキーとかスノーボード上手なんでしょー?』
と120%聞かれる。
うん。
いや。
20代後半になるまでウィンタースポーツやった事ない。
そうすると
『えー?!体育の授業でやったりしないのー?』
これも120%聞かれる。
けどね
SORI。
うん。
そりしてたんだよね…
記憶にあるのはそりしてたって事しかない。
証拠に初めてスキー場に行った時
リフトの乗り方わからなかった。
乗り出すタイミングがわからずよく係員のサングラスしたおじさんに怒られた。
まぁ....とにかく
自分は20代後半に初めてのスノーボードを体験して
未だにスキーに至っては経験がない。
だが雪国生まれの遺伝子によりすぐに滑れるようになると思っていた
なんせ生まれてから10年は雪と一緒に生きてきたのだ。
のに
全く滑れず
転げまくる。
素直に
雪って怖え.....
と初めて雪に恐怖を抱き
生まれた時から雪があったって滑れないものは滑れないと悟った。
しかし生粋のM体質の自分は
転ぶのが逆に快感になり
悔しさを感じながらも
頑張っている自分....素敵......と自分に酔いながら
何とか『このは』を習得し
徐々に楽しさがわかってきて
年末は毎回スノボに行く程好きになっていた。
あぁ......楽しかったなぁ。
ジャンプとかしてみたり....
(ちなみに人生で一回だけ成功した奇跡の写真これ自分です大事な事なのでもう一度言いますこれ自分でsu)
友人達に埋められそうになったり
年明けをみんなで祝ったり
年が明けたと同時に窓から外にダイブしたり
........うん。とにかく楽しかった。
ただ上記にも書いたように
何故かいつもトラブルが起きて友人達に迷惑をかけてしまうエピソードが結構ある。
くだらない前置きは置いておいて
時間と共に記憶から消されて行ったが今もなお
色濃く脳内に残っているエピソードを書いていこう。
…ごめんなさい。
本編もくだらないです。
先に謝ります。
…ごめんなさい
スキー場でのトラブル
その日は日帰りで新潟のスキー場に友人達と遊びに行った。
記憶が少し曖昧だが
ゲレンデに行くためにはゴンドラに乗る必要があった。
みんなそれぞれ準備し
ゴンドラへ乗ろうとすると
『やましーさん!』
名前を呼ばれた気がして
声のする方を見て見ると
偶然にも
その当時働いていたヘアサロンに来ていた同年代の女性のお客様が立っていた。
と偶然の出会いを喜び、軽く会話した後
と
ゴンドラに乗り込んだ。
ゲレンデに着くと
自分以外は皆それなりにスノーボードの経験が長い方々だったので
山の上の上級者コースを滑るという。
自分としてはなるべく平坦に近い
そんなに角度の急じゃないコースで滑りたかったが
皆と離れて滑っても一緒に来ている意味がないし
右にならえのザ日本人の自分は
皆が上級者コースにいくのなら
という具合で
リフトに乗って山の上を目指す。
スノーボードってリフトに乗る時に片足外して乗るじゃない?
あれ降りる時パニックになりますよねぇ....
3回に1回は着地失敗して
周りを巻き添えにしてたなぁ.....。
上級者コースまでリフトであがり
リフトから降りる時は周りを巻き込んで降りる。
さすが上級者コース。
急。
なんてレベルの低い自分なぞ御構い無しに友人達は滑り出す。
置いていかれたくないので頑張ってついて行く
もう滑るというより
転げ落ちてると言っていい。
途中
モーグル競技でおなじみのコブエリアもあり
ピンボールの玉の気持ちがわかるぐらい
転げ弾けていた。
それでも人間、学習するもので
段々と急勾配にも慣れていき
後半はそこまで転ばず滑っていると表現してもいいぐらいの滑りをしていた。
ただスノーボードの基本がない為
かなり足の筋肉に負荷がかかる身体の動かし方だったのだろうか
疲労感も一本滑っただけで半端ではなかった。
しかし少しの休憩も置かずに友人達は
また上に登るという.....
そして一本目で慣れたし
次は最初から
それなり滑れるかもしれない。
よし。行こう。
しかしリフトに乗っている時から足の調子がおかしい。
そしてリフトから降り(もちろんこけます)
滑るためにボードに足を固定しようとした瞬間。
ぴっきーん。
つった。
そう思ったがなかなか痛みが引かない.....
みんなを待たせてしまうのも申し訳無いので
申し訳ない
足つった
ちょっとここで休んでるから
みんな一回降りてもう一回上がってきてくれない?
友人達は心配というよりは
弱っちいなこいつという蔑んだ目で
自分の提案を了解してくれた。
そして再びみんなが滑って自分は一人になった。
雪山で一人ぼっち.....
想像以上に寂しい.....
動いていないからすごく寒い。
日頃、運動していないから足腰が鈍っているんだなぁと痛感した。
これでも昔は部活動でサッカーをしていたので足腰には自信あったのになぁ。
これが歳なんだなぁ.....と
20代後半ぐらいで多分一度は訪れる
まだ全然若いくせに
俺...歳とったぜ.....身体の自由がきかないぜ.....
という意味のわからない妙な悟りを開いていた。
大丈夫。
40歳になっても君はまだ毎日自転車で往復16kmの道のりを行き来するぐらいタフだぞ。
そんな思いを張り巡らせているとようやく友人達が戻ってきた。
もう充分に休息も取れたし
もう大丈夫だろうと思い立ち上がると........
ぴっっっっっきーーーーーーーん。
つった。
(ぜっ.....全っ然ダメじゃねぇーーかぁぁ!!
痛いよーーー!!
痛いですぅぅぅ!!!!!
何故ゆえにこの足はこれほどまでにポンコツなのかぁぁーーー!)
その様子を見ていた友人が一言。
足つったぐらいでレスキュー呼ぶんですか!?!?
恥ずかしくないですかっ!?
という事でレスキューを呼ぶことに。
レスキュー!
そんなに長い時間待たされずにスノーモービル登場。
幸いサイレンは鳴らしてこなかった。
雪山だしガチムチのお兄さんが来るのかと思いきや
かなり体格のよい女性の方が来た。
なんというか....ジャイアン....みたいな方。
頼もしい。
この時なんて声をかけられたか覚えてないが
脳内では
という印象を受けた記憶が残っている。
女ジャイアンの後ろにちょこんと乗る自分。
ただ足をつっただけで運ばれていく自分。
もう.....はずかしい。
はずかしいよぉ......
そしてスノーモービルが到着したのは
丁度ゴンドラの近く。
めちゃくちゃ人が多いゾーン。
すごく.......注目されている気がする。
骨折でもしたのかな?.....みたいに
思われているんだろうな.......。
そしてジャイアンに言われた。
自分は骨折などしていない
ただ足をつっただけなのだから歩ける。
そしてスノーモービルをおりテクテクと下山する為のゴンドラに向けて歩き出した。
なんだあいつ骨折でもしてるのかと思ったら普通に歩いてんじゃん。
と見てる人に思われているに違いない.....。
タイミング悪く
あー.....恥ずかしい......。
まぁ人はそんなに他人の事見てないよなぁーと思いつつ
ふと顔を上げると
そこには一人見覚えのある顔が
朝 会った へ あ さ ろ ん の お客 様
わぁぁぁぁぁ......
よりによってなんでこのタイミングでぇ.....
しかも見て見ぬふりしてる気がするぅぅぅぅ.......
いや絶対してるぅぅぅぅ.....
まだ『どうしたんですか?』って話してくれれば.....
って朗らかに言えるのに.....
見て見ぬふりしてるぅ.....
つらい.....
今度美容室であったら気まずいじゃないですか.....
今のうちに状況を朗らかに説明させてください......
自分からこの状況を説明しにお客さんに近付ける勇気とスキルは併せ持っていない。
なのでこちらも見て見ぬ振りして重い足を引きずってゴンドラに逃げるように乗り込み
そして一人寂しく車の中で友人達の帰りを遠くを見つめながら待つのでした。
後日、約1年程の時を経てサロンでそのお客様を施術する機会があり
あの時.....実は.....と勇気を持ってこのエピソードを話すと
更に恥ずかしい。
恥ずかしかったから微妙に距離とってたという自分のポンコツさも含めて
一年経って恥ずかしいオン恥ずかしい。
人はやっぱりそんなに他人のこと見ていない。
という自分のスノボに纏わるエピソードでした........
って
思い出してバーっと書き込んでいったものの
オチが思ったよりも弱い事に気付きました。
だから最初に言ったじゃないですか!
くだらないですよーって
........
ホントにごめんなさい。
そしてシングルファザーのブログらしく最後に取って付けたように書きますが
いつかは娘のうーたともスノボしに行きたいなーと
でももうきっと滑れないしなー
スノボ得意な方ー子連れで連れて行ってくれる方募集しておりますー
というYamasho-blog史上、一番まとまりの付け方がわからない状態で終わります。
それではこの辺で
しーゆー。
あ、もしよかったら魔除けにでも使ってください。