おはよーございます。こんにちは。こんばんは。
やましー です。
一億十数年振りのブログ投稿しております
お久しぶりんばんばんぼん。
つかみが妙にさむいので
非常に筆がのってるバフ状態である事を密かに感じております。
さて
2024年......もうそろ終わりですね。
今年は自分的に妙に嫌な雰囲気を感じておりました。
妙に無気力。
なーんか漠然と募る不安感。
なんーかメンタルの不安定。
なんかーいやーな気分で日々過ごしていた気がします。
あんまり予定を入れたくない症候群
その証拠に休日はほぼほぼ引きこもってゲームばかりしていたように思います。
龍が如く8にはじまりファイナルファンタジー7リバース、ペルソナ3リロード、ユニコーンオーバーロードに百英雄伝、真女神転生5ヴェンジェンス、聖剣伝説ヴィジョンズオブマナ、メタファー、ロマンシングサガ2リベンジオブセブン、ドラゴンクエスト3リメイク
呪文のように羅列された文字列に恐怖を覚える事もさる事ながら
もっとも恐ろしいのはこのおびただしい作品群の80%を
クリアしている事です。
廃人オブシングルファザー。
どうやって生活を維持してきたのか今となってはわかりません。
極めつけはそれなりの時間、想いを寄せていた方に
酔っ払って想いをぶっぱなした事です。
「ハハッ」
某夢の国のネズミの如くさらっとそして素早くかわされました。
「ハハッ」
こちらもネズミになりきりかわされたダメージを無かった事にしますが
酔いが覚めた次の日の朝
どうして望みがうすいとわかりきってる相手にぶっぱしたのだろうと
しっかりとダメージをくらって後悔していたところ風邪をひきました。
1ヶ月治りませんでした。
全ての原因は憎き加齢です。
さて
今年の自分の不甲斐なさと気持ち悪さを余す事なく充分お伝えできたところで本題に入らせていただきましょう
2024年11月25日
加齢を憎み今年は何にも良い事ないと世を憎み
全く誕生日などめでたくもなんともないと思いながら
44歳最後の夜を過ごしていたわたしは
自宅の冷蔵庫であるものを発見いたします。
これは....
そうケーキです。
冷蔵庫の中汚ねえなと思っていてもそっとそのお綺麗なお心に収めておいてください。
ここ最近我が家では娘のうーたと契約を交わしておりました
家事を手伝ったら○○円
どこのご家庭でもよくありそうなお小遣い制度。
うーたも小学3年生、そろそろお金の存在を認識し始めて来たお年頃。
昨年ちょっとした出来事があって
全くお金を与えないのもどうかと思ってきたこの頃。
労働の対価としての考え方を説けるし
うーたが色々出来るようになったら家事そのうち楽になるやーんと10割わたしの利益を優先したお小遣い制度を導入いたしました。
それなりにお仕事をこなして給与を手にしたうーた。
今年の夏頃から
と呟いておりました
と聞いても
と返されました
なら言うなよめんどくせーな
なんて思いながら気にも留めてなかったのですが
冷蔵庫の中でラップのかかってない防御力が著しく低いケーキを見て
あっ....
これか.....
と思った瞬間視界が水中に変わります。
まじかよすげぇな...と
絶対サプライズしたかったんだろうけど
堂々と冷蔵庫に居座ってるケーキを見て笑ってしまいます。
とりあえず見なかった事にしてそっとラップをしてわたくし44歳ラストナイトは目が溺れたまま過ぎてゆきました。
誕生日当日
この日は火曜日
日本の東側の美容師さんは大体休日です。
朝うーたを学校に送ってから
冷蔵庫を開いてはニヤニヤしながら閉じます。
電気料金が高騰している今、低収入シングルファザーにとって自殺行為だとしても
何度も何度も同じ行動を繰り返すシロクマの如く定期的に規則正しく何度も開けてはニヤニヤして閉めます。
わたしは前世がシロクマだったのかもしれません。
休日は時間が経つのも早くシロクマの事を考えているうちにうーたが帰宅します。
なぜか一番仲良しの同じクラスのA子ちゃんも一緒です。
うーたはA子ちゃんとは本当に仲がいいようで頻繁に自宅で一緒に遊んでいて
放課後の学童保育で行っているソーラン節を踊るチームでも一緒で
この間イベントがあり地域の人々に向けて娘共々一生懸命踊っておりました。
そういえばA子ちゃんの誕生日もうーたは自宅で祝ってあげてたなぁ
その時にちょっとした出来事が起きたのですが
それは一旦置いといて。
一緒に45歳のめでたくもない誕生日を祝ってくれるのかしらとほっこりしておりました。
帰宅後子供達は
子供部屋で何やらヒソヒソ作戦会議をしているようでした。
わたし昼間にシロクマに擬態しつつ夕飯用のカレーを作っていまして
ちょっと夕飯という時間には早いしA子ちゃんのお宅でも夕飯を用意していると思うので迷惑かと思ったのですが
webでカレーに赤ワインとリンゴジュース加えると美味しくなると言う情報を得て
実際作ってみたらいつもよりかなり仕上がりが良かったので
と自分の承認欲求を満たすためだけに聞いてみました。
そう45歳は見た目だけで中身はどうしようなくクソキッズ、略してクズなのです。
と言ってくれたA子ちゃんとうーたと少し早い夕飯をとります。
美味しいという発言しか許されない
ジ・アルティメイトハラスメント空間で案の定
おいしーー!と言いながら食べるA子ちゃん見て承認欲求満たし
やっちゃいけない事をやっちゃう難病も患っているわたしは続けて
とサプライズという真心を完膚なきまでに破壊するセフィロスのメテオ顔負けの言葉を放ちます。
A子ちゃんは気不味そうです。
うーたは天真爛漫です。流石です。
何度も冷蔵庫を開けてこんにちはしてたケーキが運ばれてきます。
聞けばこのケーキはA子ちゃんも手伝ってくれたそうで
本当心優しいお子様だなぁと思うと共にそんな子とお友達なれてうーたよかったねぇと
親として安心しながらケーキをすごい速さで平らげました
後から うわ 写真撮ってねーじゃんと後悔します。
そうしているとA子ちゃんとうーたは子供部屋に何かを取りに行きました。
ケーキも物凄い感動と幸せをわたしに与えてくれたのですが
サプライズは実は二段階構成だったのです。
それは大きな大きな綺麗に折り紙を何十個と折り重ねたハートでした。
完全なる不意打ち。
完璧なサプライズ。
ドピュっ。
ザコシショウの如く激しく誇張しますが
目から音を立てて勢いよく飛びました
涙。
頭の中に名前の知らない脳内麻薬や幸せホルモンだかなんだか出まくって
目から滝のように涙が流れます。
嬉しい。
こんなに嬉しい事 人生でそうそうない。
なんて優しくてなんて幸せでなんて愛のある時間なんだろうと。
プレゼント以上に嬉しいこと
プレゼントは最高に嬉しい。
しかしそれ以上に嬉しく思えたのはうーたの成長です。
少し前の文章でA子ちゃんの誕生日を自宅で祝ったと綴ったのですが
その時にある出来事ありました。
その日は今日と同じようにわたしが休日でうーたは学校。
放課後帰宅してすぐ
同じようにA子ちゃんが自宅を訪れます。
わたしはキッチンで夕飯作りをしていて
子供達は少し子供部屋で遊んだ後
公園に遊びに行くと家を出ました。
少し時間を経て子供達が帰ってきた時
わたしは夕飯作りを終え自室でゆっくりしていました。
キッチンでなにやらガチャガチャ音がするので
とキッチンには行かず自室から声だけかけると
と返答。
特段気にせず
と声だけかけました。
そうすると
子供達はベランダに移動したようで
わたしは女子会で優雅にお茶会ですかどれどれと
ほっこりしながら様子を伺いにベランダに行きました。
狭いベランダには無理矢理設置した小さなテーブルと椅子二脚
2人はそこに腰掛け
ジュースとロールケーキで可愛いお茶会をしていました。
でも
それを見た瞬間、違和感を感じたのです。
何故ならその時自宅にはロールケーキなんてなかったから
ん....?と思い
A子ちゃんが持参してうーたが頂いているのならお礼しなきゃと
聞いてみました。
そうするとA子ちゃんはキョトンした表情をして
と否定しました。
この頃うーたにはお小遣いは与えていません。
つまりロールケーキを買えるお金なんて持っていない。
うーたの様子を見ると
バツの悪そうな様子。
せっかくのA子ちゃんとの時間を壊すのも気が引けるので一旦その場を離れて
A子ちゃんが帰ったら詳しく話しを聞いてみる事にしました。
小さな声で俯きながらつぶやきました。
目にいっぱい涙を溜めながら
そう言った途端うーたは泣きました。
その瞬間少し安心しました
などと思いながらも
そっか悪い事だとわかってても
どうしてもお祝いするためにケーキ欲しかったんだね
どうしたらルールに違反にしないで叶えられるかをもっといっぱい考えて欲しい
[いや…..めっちゃケチみたいでそれはそれで嫌じゃん]
なーんていうやりとりがあったのです。
正直高額な物は無理ですがちまちました物はそれなり与えていると思っていたので
お小遣いなんてまだ必要ないかとこの頃は思っていたのです。
そろそろ自分自身で欲しい物を手に入れたいと思うお年頃なのかと
この事をきっかけに認識するようになりました。
そもそも財布をその辺にベンッと置いてあるお前が悪いじゃん草ぁぁ
という意見は重々承知しておりますのでどうぞそっと心の中でつっこんでください
そんな過去があっての今回の誕生日です。
今回はお小遣い制度に則り
娘が頑張ってお手伝いをして対価を得て
娘自身が自由に使えるお金でケーキやプレゼントを用意してくれた。
それに加えて
よく遊んでいる2つ歳上のZ子ちゃんというお友達がいるのですが
最近その子とあまり遊んでないなと思い
何かあったのか聞くと
というようなエピソードがあって
Z子ちゃんと遊びたいのに遊ばないのだとしたら極端な考え方ではあるけれど
娘がわたしの誕生日を祝いたいという目標の為に娘なりに考えて自制をしていたのだと思います。
目標達成の過程で小さな娘なりに考え、取捨選択をして
この死んだ魚の目をしながらふてくされていた45歳をこの上なく感動させ
見事目標を達成した。
すごい成長じゃないですか。
すごい成長だよ。
ちょっと前までは何も出来ない赤ちゃんだったのに……
自分なりに努力して得た物を自分の為だけじゃなく
誰かを喜ばそうという事にも注ぐ優しい気持ち。
素敵な人間じゃないですか。
すごく素敵な人間だよ。
そう思わさざるをえない娘の行動が
成長が
何よりも何よりも嬉しい。
45歳の誕生日
親としてこれ以上ない最高のプレゼントをいただきました。
手紙
最後に手紙を2通渡されました。
あぁこんな最高なプレゼントをくれたのに
手紙も書いてくれたのか。
2通とはA子ちゃんも手紙を書いてくれたんだな。
この二人は涙でわたしを溺死させるつもりなのかもしれない。
A子ちゃんの手紙には
お誕生日おめでとうございます
いつもお世話になってなっています
これからもうーたちゃんと仲良くしていきたいのでよろしくおねがいします
うーたちゃんもパパさんもずっと仲良くしてくださいね
というような内容でした。
きっとA子ちゃんの協力がなければ娘もこの偉業を達成できなかったのだろうなと
と心からお礼を伝えました。
次は残されたもう一通
娘からの手紙を読みます。
お誕生日おめでとうございます
いつもお家にお邪魔しています
うーたちゃんとはいつも仲良しです
この間のソーラン節をうーたちゃんと踊れて楽しくてよかったです
踊り終わった時うーたちゃんのパパさんも見に来てくれていて少し照れました
地域の人達にソーラン節はこういうものだと知ってもらって嬉しかったです
これからも仲良くしてください
A子より
......
まさかのA子ちゃんの手紙season2です。
内容も8割この間のイベントのソーラン節です
このまま脱水症状を起こしてしまうのではないか
もしくは溺死してしまうのではないかと思われた涙も
運よく止まったので言わせていただきました
2枚目もA子ちゃんの
手紙ヤナイカーーーーーーイ
しかも内容8割
ソーランやないかーーーーーい
いや そこは計画的に
間に合わせなあかんヤナイカーーーイ
素敵な誕生日会は
3人の大爆笑でお開きとなりました。
45歳の誕生日なんて無価値でめでたくもなんともないと思ってた日
そんな日を
人生で忘れる事のない貴重な日に変えてくれた
愛しい娘と
優しい大親友A子ちゃん
本当にありがとう。
もし記憶が薄れても
この日が鮮明に蘇るように
このクソブログに感謝の気持ちと共に残しておきます。
もっと大きくなってから読んで
思い出してクスッと笑ってくれたらうれしく思います。
それでは
日々お忙しくされてるだろうに
このような駄文の長文にお付き合い頂いた割と暇なあなたにも感謝を込めて
この辺で
しーゆー。